働きがい心理学

働きがいは自己重要感を高めることによって得られ、
自己重要感は自分軸のアライメントによって達成される

人は自分自身のことを価値ある存在だと思いたいし、他人からも自分のことを価値ある存在だと思ってもらいたいという欲求を持っています。深層心理には、自分を認めてもらい、自分の存在価値を確かめたいという欲求を生まれながらにして持っているとされます。これが「自己重要感」です。そして、「アライメント」とは、整列や一列に並べるといった調整のことであり、自動車のタイヤのアライメントを考えるとわかりやすいかと思います。自分軸のアライメントとは、自身の思いや取っている行動を整理して一貫性のある状態を作り上げることを指します。

働きがいを創り出すための
7つのポイント

ポイント① システム思考
仕事がもたらす社会システムへの好影響を感じられる
ポイント② 使命感
現在の仕事に明確な意義や目的を感じられる
ポイント③ 価値観
自身の大切にしていることを、仕事で感じられる
ポイント④ 有能感
目の前の仕事をやり切れると自身で思える
ポイント⑤ 習慣化
挑戦的な目標に向けて、具体的な行動ができる
ポイント⑥ 学習モデル
行動の結果を振り返り、成長に繋げることができる
ポイント⑦ コミュニケーション
良好な人間関係を築き、フィードバックが得られる

自己重要感を高めるため
「個人」と「組織」に求められる実践

個人に求められる5つの実践

実践➀ 自己理解 
定期的なピットインでWILL・CAN・MUSTを確認する。
実践➁ 動機形成
会社のビジョンと自身のビジョンを行動ベースで繋げる。
実践③ 相乗理解
他者理解と自己理解が進む
コミュニケーション力を上げ続ける。
実践④ 機会成長
会社の内と外に、学びや人脈形成の場所を持つ。
実践⑤ 習慣行動
目標に向かった“今の行動“に集中する。

組織に求められる5つの実践

実践① 相互理解
自己開示から相互理解が進んでいくように、
コミュニケーションを仕組化する。
実践② 動機形成
定期的なピットインの場を用意して、
会社のビジョンを個々の役割に落とし込む。
実践③ 協働意識
互いの自己重要感を高め合う仕掛けを導入する。
実践④ 切磋琢磨
人と組織が成長する学びの機会を仕組み化する。
実践⑤ 評価納得
人の行動を支援するための仕組みを整える。