組織開発

組織開発コンサルティング

AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)の「4Dサイクル」に沿って、組織の全メンバーが参加する全5~6回のセッションを実施。当社の組織開発ファシリテーターが丁寧に伴走し、メンバー全員が意欲を高め、希望を抱ける「新しい組織づくり」を総合的に支援します。

コンサルティングの全体像

第1回 
iWAM診断から
自身の認知バイアスを克服する

iWAM診断テストとは、職場における行動特性(思考や認識のスタイル)を診断する総合適性検査のことです。組織開発コンサルティングでは、まず組織のメンバー全員にこのテストを受検いただき、各自の行動特性を「見える化」することによって、互いの「違い」に気づいていただきます 。さらに、実践心理学NLPの理論を応用した、認知バイアス(自身の思い込みや周囲の環境に影響され、非合理的な判断をしてしまう心理現象)を克服する手法を学ぶことで、組織メンバーが互いについて、よりフラットに、正確に理解しあえる土壌を作ります。

第2回
ポジティブコアを引き出す
ハイポイント・インタビュー

組織メンバーが2人1組になり、ハイポイント・インタビューを行います。ハイポイント・インタビューとは、人生やキャリアにおける「最も良かったこと(=ハイポイント)」に関する質問を通じて、個人の「ポジティブコア(活力の源)」を探るインタビュー手法です。インタビュー終了後は、その内容を組織メンバー全員で共有し、ディスカッションを重ねて、組織の「ポジティブコア」を明らかにします。冒頭に、効果的な話の聴き方や質問の組み立て方、回答の分析法を学んでから実施するため、精度の高いインタビューを行うことが可能です。

《オプション》
ポジティブコアの
深掘りサポート

組織の「ポジティブコア(活力の源)」を探りきれない場合やもう一段階深く掘り下げて考えたい場合は、オプションをご利用ください。このオプションでは、ペアを入れ替えながら、複数回のハイポイント・インタビューを実施。インタビュー後のディスカッションも、当社の組織開発ファシリテーターがより積極的に介入し、組織の「ポジティブコア」を探り出すためのサポートを行います。このセッションは、第3回以降の精度を左右する非常に重要なものであるため、組織メンバー全員が腹落ちするまで、しっかり取り組むことをオススメします。

第3回
ポジティブコアから
「組織の理想的な未来」を描く

個人・組織の「ポジティブコア(活力の源)」が最大限に引き出された「組織の理想的な未来」とはどのようなものか。組織メンバー全員でディスカッションします。議論がある程度まとまってきたら、次のステップとして、「組織の理想的な未来」を「絵や図にして描いてみる」「簡単な寸劇にして演じてみる」などのワークを実施し、より具体的なイメージを創り上げていきます。このディスカッションやワークは、とにかく明るく、楽しく、ポジティブに行うのが大原則。大風呂敷になっても構わないので、夢や希望を大きく広げることを重視します。

第4回
組織の理想的な未来を実現
するための行動指針を決める

「組織の理想的な未来」のイメージが固まったら、次はその未来を実現させるための行動指針を決めます。行動指針とは、「今後組織として、何に、どのように、取り組んでいくか」という方針のことで、組織メンバー全員でディスカッションし、アイデアを出しあい、整理していきます。そして、行動指針の整理ができたら、それをステートメント(宣言文)にまとめ、全員で共有するというプロセスです。ステートメントは、組織メンバーが自らのやるべきことをしっかり理解できて、かつ士気を高められるような言葉・表現にこだわります。

第5回
今後の具体的な行動計画と
各自の役割を決める

行動指針とそのステートメント(宣言文)作成が完了したら、最後は具体的な行動計画の立案と役割分担です。組織のリーダーを中心に、各メンバーの強みや価値観を考慮しながら、「いつまでに、誰が、何のために、何をするのか」を整理。工程表や組織図などに落とし込んでいきます。その際は、取り組みの進捗や成果を振り返るタイミングも設定しておき、組織全体でPDCAサイクルを回していけるようにすることも重要です。行動計画と役割分担が完成したら、それを当社の組織開発ファシリテーターが確認。実践に向けたアドバイスを行います。

組織開発ファシリテーター

田岡 英明
株式会社働きがい創造研究所 取締役社長
CDA.Career Development Adviser
全米NLP協会公認 NLPトレーナー

1992年、山之内製薬株式会社(現在のアステラス製薬株式会社)に入社。全社最年少のリーダーとして、年上から女性まで多様な部下のマネジメントに携わる。仕事のやり方・意義の理解に苦しむ若手社員を対象に、M・チクセントミハイの「フロー理論」に基づく、「ポジティブ・アプローチ」を主体としたワークショップを独自展開。2014年、株式会社FeelWorksへ入社。講師として多くの企業研修に登壇。2017年、「ポジティブ・アプローチにより、人と組織に働きがいを育む」をコンセプトに、人材育成・組織開発を支援する株式会社働きがい創造研究所を設立。取締役社長に就任した。