組織開発

組織開発コンサルティング
AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)の「4Dサイクル」に沿って、組織の全メンバーが参加する全6回のセッションを実施。当社の組織開発ファシリテーターが丁寧に伴走し、メンバー全員が意欲を高め、希望を抱ける「新しい組織づくり」を総合的に支援します。
コンサルティングの全体像

第1回
ミッション/ビジョン/バリューを
作成or更新する
組織に働きがいを育むためには、組織のみんなが共感するミッション/ビジョン/バリューが必要です。参加者全員で、バリュー⇨ミッション⇨ビジョンの順に、現在ないものは作成し、あるものは更新をしていきます。バリューとは会社の行動指針や価値観のことを指し、日々の業務を通じて私たちが大事にしている価値観になります。ミッションとは企業の存在意義や目的を表現しており、私たちが存在する理由になります。ビジョンとは会社が将来的に目指す姿や理想像で、数年後に私たちが成し遂げたい未来の姿のことを言います。

第2回
現状の組織風土を
見える化する
ポジティブ・アプローチにより“ありたい姿“を作り上げるために、現在の状態を見える化していきます。「社内のコミュニケーションの場には、どのようなものがあるのか?」「どのような行動を取る人が評価されているのか?」「どのような形で行動や能力へのフィードバックがなされているのか?」といった16の質問や、組織のアイデンティティ探求により、これまで醸成してきた組織風土や流れる価値観を導いていきます。導かれたものには、未来に対し不要なものや、これからも大切にしていきたいものがありますので、これらを整理していきます。

第3回
ポジティブコアを引き出す
ハイポイント・インタビュー
組織メンバーが2人1組になり、ハイポイント・インタビューを行います。ハイポイント・インタビューとは、人生やキャリアにおける「最も良かったこと(=ハイポイント)」に関する質問を通じて、個人の「ポジティブコア(活力の源)」を探るインタビュー手法です。インタビュー終了後は、その内容を組織メンバー全員で共有し、ディスカッションを重ねて、組織の「ポジティブコア」を明らかにします。冒頭に、効果的な話の聴き方や質問の組み立て方、回答の分析法を学んでから実施するため、精度の高いインタビューを行うことが可能です。

第4回
ポジティブコアから
「組織の理想的な未来」を描く
個人・組織の「ポジティブコア(活力の源)」が最大限に引き出された「組織の理想的な未来」とはどのようなものか。組織メンバー全員でディスカッションします。議論がある程度まとまってきたら、次のステップとして、「組織の理想的な未来」を「絵や図にして描いてみる」「簡単な寸劇にして演じてみる」などのワークを実施し、より具体的なイメージを創り上げていきます。このディスカッションやワークは、とにかく明るく、楽しく、ポジティブに行うのが大原則。大風呂敷になっても構わないので、夢や希望を大きく広げることを重視します。

第5回
組織の理想的な未来を実現
するための行動指針を決める
「組織の理想的な未来」のイメージが固まったら、次はその未来を実現させるための行動指針を決めます。行動指針とは、「今後組織として、何に、どのように、取り組んでいくか」という方針のことで、組織メンバー全員でディスカッションし、アイデアを出しあい、整理していきます。そして、行動指針の整理ができたら、それをステートメント(宣言文)にまとめ、全員で共有するというプロセスです。ステートメントは、組織メンバーが自らのやるべきことをしっかり理解できて、かつ士気を高められるような言葉・表現にこだわります。

第6回
今後の具体的な行動計画と
各自の役割を決める
行動指針とそのステートメント(宣言文)作成が完了したら、最後は具体的な行動計画の立案と役割分担です。組織のリーダーを中心に、各メンバーの強みや価値観を考慮しながら、「いつまでに、誰が、何のために、何をするのか」を整理。工程表や組織図などに落とし込んでいきます。その際は、取り組みの進捗や成果を振り返るタイミングも設定しておき、組織全体でPDCAサイクルを回していけるようにすることも重要です。行動計画と役割分担が完成したら、それを当社の組織開発ファシリテーターが確認。実践に向けたアドバイスを行います。
組織開発ファシリテーター

田岡 英明
株式会社働きがい創造研究所 取締役社長
CDA.Career Development Adviser
全米NLP協会公認 NLPトレーナー
1992年、山之内製薬株式会社(現在のアステラス製薬株式会社)に入社。全社最年少のリーダーとして、年上から女性まで多様な部下のマネジメントに携わる。仕事のやり方・意義の理解に苦しむ若手社員を対象に、M・チクセントミハイの「フロー理論」に基づく、「ポジティブ・アプローチ」を主体としたワークショップを独自展開。2014年、株式会社FeelWorksへ入社。講師として多くの企業研修に登壇。2017年、「ポジティブ・アプローチにより、人と組織に働きがいを育む」をコンセプトに、人材育成・組織開発を支援する株式会社働きがい創造研究所を設立。取締役社長に就任した。