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働きがいや生きがいを育む為の自身への処方箋その2〜働きがいや生きがいの種を植える〜

現在の自身の状態が明確となり働きがいや生きがいを育む土壌ができたなら、働きがいや生きがいを生み出す種を2つのステップで育ていきましょう。

○STEP1:働きがいや生きがいの種を見つける
多くの方がこのSTEPに一番時間がかかるかと思います。なぜなら日々の仕事や生活の中で、働きがいや生きがいの源泉を考えることをしてきていないからです。「一生懸命働けば偉くなれるし、いい生活ができる」とか、「いい大学を出れば、いい会社に入れる」とか、世間の価値観を盲信し、自身の価値観を横に置いてきてしまっている方が多いからです。閑所になる静かな自然の中や、一人になれる時間をとり、自身が仕事や人生で大切にしていきたいこと(価値観)を探っていきましょう。この大切にしていきたいこと(価値観)が、働きがいや生きがいの種になります。いくつかの探り方を紹介して参ります。

探り方①
次のような質問に答えることによって、少しずつ自身の価値観が見えてきます。
「これまでの人生を一言で表現すると、どんな人生だったのか?」
「最も残せたと思える業績、自分なりの達成経験は何だったのか?」
「最も辛かった仕事や人生での経験は何だったのか?」
「最も楽しかった仕事や人生での経験は何だったのか?」
「身近な人からよく言われる自身を表す言葉には、どんなものがあるのか?」
「何をしている時に、楽しさを感じるのか?」
「自分の人生があと1年だとしたら、世の中にどのようなものを残したいのか?」
「自分の墓標に刻みたい言葉はどんなものか?」
「これまで憧れてきた人や先輩には、どんな人がいるのか?」
「人のどんなところに、憧れや尊敬を感じるのか?」

探り方②
子供の頃の夢や憧れていたスーパーヒーロを思い出し、以下のような流れで考えていくことで、深層心理にある大切にしたいことが見えてきます。
① 幼い頃から好きだった「おとぎ話」「アニメ」「ヒーロー」「伝記」は何か?
② なぜ好きなのか?
③ 誰が好きだったのか?
④ その人物の体験から学んだことは何か?
⑤ そこから大切にしてきていることは何か?

探り方③
次に示すような自分史を年表に記しながら、大切にしてきた価値観を探っていくことができます。
・満足度を10点満点でつけてみる。
・影響を受けた出来事や世間での出来事を記載してみる。
・その当時の関心ごとを記載してみる。
・育んだ強みや育んだ大切にしてきた価値観を考えてみる。

人生のところどころで立ち止まって、働きがいや生きがいの種を見つけていきましょう。

○STEP2:働きがいや生きがいの種を撒く
働きがいや生きがいの種が見つかったなら、人生の8つの領域に撒いていきましょう。8つの領域に、どのように撒いていけばいいのかを説明して参ります。
1、キャリア
→キャリアの中で感じていきたいことに変換して撒いていきます。例えば、「繋がり」が種であったならば、どのような人間関係を仕事や生活の中で感じられればいいのかに変換をして撒いていきます。
2、お金
→お金稼ぐことや使う際に大切にしてきたいことに変換して撒いていきます。例えば、「成長」が種であったならば、成長を感じられることにお金を使っていけばいいのです。
3、健康
→健康を育むことや健康がもたらすことに変換をしながら種を撒いていきます。例えば、「安らぎ」が種であったならば、安らぎを感じられる精神的に安心できる場を作っていくことかもしれません。
4、友達・家族
→友達や家族との関係性の中で、種を感じられる状況に変換をして撒いていきます。例えば、「貢献」が種であったならば、友達や家族に貢献できることを意識していきましょう。
5、愛情
→愛情を感じる状態を作るために、必要なことに変換をして撒いていきます。例えば、「愛」が種であったならば、無償の愛を感じることができる行動は何かを意識していく必要があります。
6、自己の成長
→自己の成長を感じられるものに、種を変換して撒いていきます。例えば、「楽しさ」が種であったならば、辛くではなく楽しく自己の成長を感じられる学びや経験の場を作り上げていきましょう。
7、娯楽・趣味
→プライベートな楽しみを、自己の種を感じられるものに変換していきましょう。例えば、「繋がり」が種であったならば、一人で行う趣味や娯楽ではなく、仲間と一緒に楽しめるものを見つけていきましょう。
8、周りの環境
→日々の暮らしの中で見るものを、働きがいや生きがいの種につながるものに意識して変換していきましょう。例えば、「美」が種であったならば、なんとなくみていた空の雲や、なんとなくみていた公園の木々に、美の部分を探していくのです。

私たちは、目の前の事象を自身の思いの中で受け止め、感情を下げたり高めたりしていきます。日々の暮らしの中で、自身の働きがいや生きがいの種を意識して生活していくことが幸せな人生を作り出します。そのためにも、働きがいや生きがいの種を、思考や行動といった形に変換して撒いていくことが大切になるのです。

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